開国の父 老中・松平忠固

【878】第5話 D2 『逮捕』≫

○松代藩邸
松陰が大砲の整備をしている。
そこへ幕士数名が入ってくる。
藩士「何事か」
幕士「佐久間象山に捕縛状が出ておる」
藩士ら「なんですと」
みな象山を見る。
象山「わしがいったい何をしたというのか」
幕士「吉田寅次郎は貴様の弟子であるな。そしてその吉田をそそのかし、密航を企て国禁を破ろうとした、との疑いがかかったおる」
驚いた表情の象山。
象山「寅次郎が捕まったのか」
幕士「渡航に失敗し自首してきた」
象山「・・・」
やばいという顔の象山。

 

○下田の獄
わずか一畳半の牢獄。
そこに投獄されている松陰と金子。
番士に説いている松陰。
松陰「皇国の皇国たるゆえん、人倫の人倫たるゆえん、夷狄の悪むべきゆえん」
番士「・・・」
獄を見に来たアメリカ兵、投獄している二人を見て驚いている。
水兵「・・・」

 

 

 

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