開国の父 老中・松平忠固
【110】あらしの江戸城/猪坂直一≫
あらしの江戸城
松平忠固を主人公とする唯一の小説があります。
それが『あらしの江戸城/猪坂直一』です。
1958年に出版されたこの本が読みたくてしょうがなかったのですが、絶版本だったので入手できず、当時国会図書館に通ったのがなつかしいです。
忠固の両腕は長崎奉行と勘定奉行
この本の記述に、忠固の側近は『井戸覚弘』と『石河政平』とあります。
それでいろんなものが氷解、納得しました。
なぜなら井戸は長崎奉行としてペリー来航前からすでに西洋船との折衝をしていたし、石河政平は勘定奉行を長きにわたり務め、幕府の財政を握っていたからです。
猪坂氏は酒井家の人間
ただ、そのことを示しているのは、他の文献ではあまり見当たりません。
その情報はどこから・・・との疑問に対し、猪坂直一氏は「私は酒井の人間です」とのお話を目にしました。
『いさか』と逆さにすると『さかい』
なるほど、忠固はもともと酒井家の出、譜代筆頭・酒井家だったら記録が残っているかもしれない。
いつか忠固関係の資料が日の目を見てほしいです。
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