開国の父 老中・松平忠固

【832】第2話 D4 『見送る忠優』≫

○岬
松が生い茂り、浦賀湾がよく見える小高い丘。
馬4旗の足が見える。
その見下ろす向こうには、黒船4隻。
2隻の蒸気船が黒煙を吐きながら江戸湾から離れて行っている。
馬上の忠優、井戸覚弘、川路、水野。
井戸「去っていきますな」
川路「日数にしてわずか10日間。だが1年の如く長く感じられる10日間でしたな」
水野「ですが、これからが大変だと存じまする。非難・批判の嵐、憂鬱になりまする」
忠優「・・・」
去っていく艦隊を見つめる四人。

 

 

 

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