開国の父 老中・松平忠固

【867】第5話 A3 『島津斉彬、江戸到着』≫

○水戸藩邸・庭園
見事な桜が満開。
花見をしている斉昭、慶永、宗城。
斉彬が3人に挨拶している。
斉彬「斉彬、ただいま江戸に戻りましてございます」
慶永「斉彬殿、待ちかねましたぞ」
宗城「何とも惜しい、間に合いませなんでしたな。薩摩候到着のわずか3日前ですぞ。メリケンとの条約が締結されたのは」
険しい顔をした斉昭が口を開ける。
斉昭「老中どもが勝手に突っ走りおった。わしの力で薪水給与令の延長という形で抑え込んだが、あやつらに任せておったら夷狄に呑み込まれるわ。如何にする、薩摩」
余裕の表情の斉彬。
斉彬「戦を回避した幕閣の手腕は褒められるべきでありましょう。もちろん御老公が歯止めを聞かせて頂いているからこその所業に他なりませぬが」
慶永「軍艦建造の進捗はいかがです?我らの発言力拡大の戦略の詳細も伺いたい。もう話すことは山ほどありますな」
宗城「大砲の事、反射炉のこと、琉球の状況、たしかに早く伺いたいですな」
斉彬、笑いながら
斉彬「ははは、斉彬、江戸に戻ってきたので焦らずとも時間はありましょう。火急に致したき儀は二つ。メリケンの艦隊を見ること。そして、阿部伊勢守殿に早く面談することです」
自信に満ちた斉彬。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

開国の父 老中・松平忠固

PAGE TOP

© 開国の父 老中・松平忠固史 2020 All Rights Reserved.