開国の父 老中・松平忠固

7月2020

【803】第1話 A3 『出会い』≫

○演習場
演習を見ている阿部と幸貫。
向こうに人と話している佐久間象山(30)らを見つける幸貫。
幸貫「阿部殿、あれにいるのが佐久間でござる」
象山に近づいていく幸貫と阿部。
そこには象山、川路聖謨(40)らが談笑している。
幸貫に気づく象山、川路、礼を取る。
T『佐久間象山』
T『川路聖謨』
象山「これは殿」
幸貫「うむ。忠優殿も一緒でござったか」
一番奥に男がいた。
松平忠優(忠固)(29)である。

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【802】第1話 A2 『高島平』≫

○徳丸が原
広い野原に大砲が並んでいる。
周囲には、隊列を組んでいる西洋風な軽装をした兵士たち。
T『天保12年(西暦1841年)5月9日』
丘の上にはお歴々が陣取っている。
T『徳丸が原』
N「天保12年(西暦1841年)5月9日、幕府は江戸西郊の徳丸が原で西洋式軍備の実演演習を行った。これは、アヘン戦争によって清国が大敗を喫したとの情報が入ってくる中で危機感を感じた幕府が、長崎町奉行高島秋帆の西洋軍備についての意見上書を取り入れたことによるものである。ちなみに、この徳丸が原は現在でいうと東京都練馬区の高島平であり、その地名はこの地で実演を行った高島秋帆の名を由来としている」
指揮を執る高島秋帆(43)。

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【995】『日本を開国させた男/日米和親・修好通商条約締結物語』映画版 プロローグ≫

〇 日本列島(朝)
ライジングサンが日本列島を照らす。

 

〇 江戸湾(朝)
朝日がキラキラと反射する水面。
鮮やかな緑の山の稜線と美しい海岸線。
湾内に見える一艘の和船。
湾奥に進むにつれて、和船の数が爆発的に増えていく。

 

〇 久里浜沖(朝)
岬を抜けると、巨大な千石船が現れる。
千石船に映る巨大な影。
その奥には千石船の20倍もの大きさの黒船が出現する。
停泊している4隻の黒船。
黒船の周りを数え切れない和船が埋め尽くしている。

 

〇 軍艦サスケハンナ・甲板
水兵達が大砲など所定の位置に就き、戦闘配備している。
静けさの中こだまする2発の発砲音。
2本の煙が上がっているのが見える。

 

〇 同・艦橋
副官が後ろを振り向く。
副官「アドミラル・ペリー」
パイプを持つマシュー・ペリー(59)、窓ごしに煙を見る。
ペリー「狼煙・・・か」

 

〇 同・甲板
ガシャン、ガシャンと金属音。
次々と鎖が投げ入れられ、そのうちの幾つかが手すりに引っかかり始める。
投げ入れた鎖を次々と登り始める忍者の群れ。
混乱しつつも、鎖を外したり、サーベル、ピストルを見せつけてけん制する水兵達。

 

〇 同・艦橋
副官がペリーに指示を仰ぐ。
副官「このままでは侵入を許します、発砲許可を」
ペリー「だめだ、発砲はするな」
副官「ですが」

 

〇 同・甲板
忍者の投げたロープで海に転落する水兵。
煙幕と共に忍者の群れが甲板に上がる。
ペリー・副官「!」
水兵達が一斉にライフルを構える。
副官「アドミラル!」
パンパンという発砲音。
ペリー・副官「!!」
音と共に煙幕の中に消えていく忍者達。
ペリー・副官「・・・」
『アイキャンスピークダッチ』の声と共に仏語の横断幕を掲げた和船が近づいてくるのが見える。

 

〇 江戸城・外観
荘厳な城郭。

 

〇 同・老中部屋・内
『阿蘭陀風説書』『外国事情書』等の書物、世界地図等がうずたかく積まれている。
阿部伊勢守正弘(33)、牧野忠雅(54)松平乗全(58)が報告を受けている。
乗全「観音崎‐富津岬間の打ち沈め線外で食い止めたか」
牧野「4隻のうち2隻は黒煙を吐いておると…、蒸気船というやつですな、阿部殿」
阿部「パタヴィアの別段風説書、オランダ商館長クルシウスの申した通りとなったな。乗全殿、伊賀守殿は?」
乗全「伊賀殿?。知りませぬ」
牧野「この一大事にどこに…」

 

〇 崖の上
三頭の騎馬が黒船艦隊を見下ろしている。
騎馬の後ろには複数の付き人達。
望遠鏡を覗く佐久間象山(42)。
象山「蒸気船の長さは40間。大砲の数は左のコルベットは24門、右は28門、中央の蒸気船は12門、艦隊全体で60門余り。乗員は2千名と推定されまする」
左右に騎馬に乗る石河政平(49)と井戸覚弘(47)。
井戸「で、でかい…、我が国最大の千石船の20倍か。拙者が長崎奉行時代に相手したプレブル号と比べても5倍はある…」
石河「船内で火を燃やして外輪を回す…。噂は真であったか。それにしても伊賀守様、大丈夫ですか」
中央の馬上に松平伊賀守忠優(39)。
忠優「何がだ」
石河「いえ、阿部様に御了解を取らずにここまで来てしまって」
忠優「フッ、何を言っておる、石河。心配すべきはこの国の行方。我の地位ではあるまい。貴様も初めてか、井戸」
井戸「長崎でも噂だけで。まさかこれ程とは」
石河「勘定奉行として、断じて戦はせぬべきかと」
忠優「旗印はエゲレスでなくメリケン国…。そしてやはり発砲せぬ…。ふふふ、天は我らに味方せり。行くぞ。象山、ご苦労」
忠優を先頭に馬を走らせる三名。
男の声「あの御方はどなたじゃろう」
象山「ん?」
象山が振り向くと、付き人の一人、坂本龍馬(19)。
象山「お前ごときには教えられん」
龍馬「何を言っちゅう。土佐の田舎者に教えたところで先生の威光は曇らんきに」
象山「それもそうじゃ。あの方は我が旧真田上田藩主にして御老中、松平伊賀守様じゃ」
龍馬「御老中!」
象山「うむ。そしてわしはあの方の・・・、友じゃ」
龍馬「えー、象山先生はそんなに偉いのか」
象山「そうじゃ。もっとわしを尊敬せい」
颯爽と馬を走らせる忠優ら。
その先に浮かぶ黒船艦隊。

 

タイトル『日本を開国させた男/日米和親・修好通商条約締結物語』

 

 

【868】第5話 A4 『密書』≫

○江戸城・溜間
上座に直弼、下座に本郷が座り、話を聞いている。
直弼「本郷、いつ上様にお会いできるのだ。上様ご就任以来お会いしたことがない故、ご挨拶を致したいのだ」
本郷、平伏する。
本郷「申し訳ございませぬ。なかなか上様もご体調がすぐれぬ上、人にお会いになるのを好まぬお方ゆえ」
直弼「うーむ。人にお会いにならないとは、老中どもはどうなのだ。伊勢や伊賀はお会いしているのか」
眼光鋭くなる本郷。
本郷「阿部様以外はおそらくまだ2度しかお会いしておらないはず。阿部殿は立場上ご報告があるので数度お会いなされています」
直弼、扇子をばしばし腿に叩く。
直弼「どうしてもお会いしてお話しする儀があるのだが、仕方がない。書状をしたためたので上様にお届け願いたい」
書状を小姓に差し出させる。
別の小姓が木箱を差し出す。
直弼「付け届けじゃ」
本郷「・・・」
少し躊躇するが、無表情に平伏する本郷。
直弼「うむ。頼んだぞ、本郷」

 

○江戸城・外観
月に照らされる江戸城。

 

○江戸城・御側衆控室(夜)
行燈の明かりで書類を整理している。
直弼から預かった書状。
開いて中身を確認する。
本郷「!」
驚く本郷、冷汗が出る。
書状を閉じ、考え込む本郷。

 

 

 

【867】第5話 A3 『島津斉彬、江戸到着』≫

○水戸藩邸・庭園
見事な桜が満開。
花見をしている斉昭、慶永、宗城。
斉彬が3人に挨拶している。
斉彬「斉彬、ただいま江戸に戻りましてございます」
慶永「斉彬殿、待ちかねましたぞ」
宗城「何とも惜しい、間に合いませなんでしたな。薩摩候到着のわずか3日前ですぞ。メリケンとの条約が締結されたのは」
険しい顔をした斉昭が口を開ける。
斉昭「老中どもが勝手に突っ走りおった。わしの力で薪水給与令の延長という形で抑え込んだが、あやつらに任せておったら夷狄に呑み込まれるわ。如何にする、薩摩」
余裕の表情の斉彬。
斉彬「戦を回避した幕閣の手腕は褒められるべきでありましょう。もちろん御老公が歯止めを聞かせて頂いているからこその所業に他なりませぬが」
慶永「軍艦建造の進捗はいかがです?我らの発言力拡大の戦略の詳細も伺いたい。もう話すことは山ほどありますな」
宗城「大砲の事、反射炉のこと、琉球の状況、たしかに早く伺いたいですな」
斉彬、笑いながら
斉彬「ははは、斉彬、江戸に戻ってきたので焦らずとも時間はありましょう。火急に致したき儀は二つ。メリケンの艦隊を見ること。そして、阿部伊勢守殿に早く面談することです」
自信に満ちた斉彬。

 

 

 

【866】第5話 A2 『別れ』≫

○横浜・松代藩陣屋
象山と家老が話している。
象山「下田に決まってしまっただと」
家老「入ってきた話によるとそのようになったらしい」
象山「うう、口惜しいぞ。このままでは黒船の技術などは全て江川に独占され門外不出となってしまう。ワシならばそのようなことはせん。革新的思考の持ち主のワシであれば広くその知識を広め、日本国全体にそれを行き渡させるのに」
ぐぐぐーとこぶしを握る象山。
そこへ使いの藩士Aが入ってくる。
藩士A「軍議役殿、客人が来ておる」
象山・家老「ん?」
通されたのは松陰。
松陰「先生」
象山「寅か」
松陰「先生、御無沙汰して申し訳ございません。たまたま神奈川宿に参りましたところ先生が横浜警護をあたられていると聞き、ご挨拶に参上した次第で」
周りの者が若干疑わしい目で見ている。
象山「そうか。わざわざすまぬな。お主は息災か」
松陰「はい」
象山「で、長崎はどうであったのだ」
長崎という言葉を聞いて、周りの藩士が聞き耳を立てる。
その様子を察する松陰。
松陰「実はわずかな差で客人とは会えずじまいで、あえなく帰参した次第で」
象山「そうであったか。それは残念だったのう」
松陰「ですが、今度こそ絶対に大丈夫です。つきましては、ちょっと書状の漢文を添削して頂きたく、ご教授頂けませんでしょうか」
象山「うむ、わしは忙しい故どれ、よこせ。今ここで見てやる」
そのやり取りは芝居がかっている。
松陰から紙を受けとる象山。
象山の受け取った漢文。
松陰の声「私は日本国江戸府の書生です。私は東西五百里・南北三百余里のこの国を離れることができません。貴国にあっては蒸気船などによって全地球をわずかの日数で周回するという話を聞きまして、足の悪い者が足の達者な者をうらやむ以上にうらやましく思ったことでした。何卒、貴国に連れて行って下さるなら、誠にかたじけないことであります。ただし、我が国の人間が外国に渡航することは厳禁とされていますので、このことが発覚すれば斬刑に処せられましょう。それゆえ極秘にして下さい」
象山「・・・」
さすがの象山も冷汗を垂らす。
象山「しょうのないやつだな」
すらすらと筆を進め、書き終わった書を松陰に渡す。
受け取る松陰、象山を見つめる。
象山も松陰の目をしっかりと見つめる。

 

 

 

【865】第5話 A1 『うつけ将軍』≫

○横浜沖
雪の降るなか、停泊する米国艦隊。

 

○江戸城・外観
つぼみの桜に雪が積もっている。

 

○同・将軍謁見の間
簾のかかる上座には人はいない。
老中達が将軍の登場を待っている。
乗全「上様は今更ながらメリケン国との条約締結に反対されたりしないだろうか」
牧野「政にはご興味ないので問題ない…、ですな、伊勢殿」
わずかに口ごもる阿部。
『失礼します』と本郷が入ってくる。
本郷「申し上げにくい事ですが」
牧野「どうした」
本郷「上様はお出ましにはなられず」
乗全「また御体調が優れぬのか」
本郷「いえ、お元気でいらっしゃいますが、ただ…、他に用事ができたと」
牧野「メリケン国との和親条約締結の報告ぞ。それより大事な用事…、とは?」
本郷「どうしても今日ということなら、ご案内仕りますが」
顔を見合わせる一同。
牧野「どうしますか、日を改めますか」
阿部「いや、報告は早くせねばならない」
本郷「では、こちらへ」

 

○同・庭
雪の中を奥の方へ歩いていく一行。
牧野「これは…」
庭の中央に真紅の敷物と艶やかな傘が広げられ、雪見の席が設けられている。
言葉を失う老中陣。
女中と雪見をしている徳川家定(30)。
家定「綺麗であるぞ。お主らも参れ」
無邪気に楽しんでいる家定。
老中達が座ると同時に引き上げる女中。
牧野「上様、これはいったい」
家定「分からぬか、雪見じゃ」
牧野「そうではなく、本日はそんな事より重要なご報告の儀があり…」
気難しい顔の牧野を制する阿部。
阿部「雪が美しく映えておりますな、上様」
家定「であろう。桜がもうすぐ開花しようかと思うたらまさか花見が雪見になろうとはのぉ。そなたらも一献いかぬか」
徳利を振る舞う家定。
牧野「上様から直々にお酌頂く等、いえ、でなく酒など飲んでる訳にはいかぬ大事な…」
またもや制する阿部。
阿部「恐れながら頂きまする」
家定「そうか、そうか」
杯を捧げる阿部に徳利を注ぐ家定。
家定「そちはどうだ」
にっこりしている家定。
忠優「…、頂きます」
杯を受ける忠優。
続いて牧野、乗全も酒を受ける。
全員、杯を掲げた状態のまま
家定「あ、そうそう、重要な報告であったな。余も分かっておったぞ。であるので、大事な公務中に酒など飲んではいけないと思い、実は別のものにしておいた」
一同、訳が分からないという表情。
阿部「別のものとは」
家定、にっこりして
家定「なに、絶対飲まないように、毒を入れておいた!」
あっけらかんと話す家定。

(さらに…)

【864】第4話 D4 『ポーハタンの宴』≫

○ポーハタン・外観(夜)

 

○同・甲板
祝宴が開かれている。
いろいろな旗で飾り付けられている。
テーブルには牛肉・羊肉・鶏肉など肉料理や野菜、ワインやシャンパンが並んでいる。
軍楽隊を演奏している。
曲は、フォスター『草競馬』。
宴もたけなわで、高官たちも甲板に出て音楽や水兵達のショーを楽しんでいる。
皆が楽しんでいる様子を眺めているペリー。
遠くで誰かと話している井戸を発見する。
井戸がその相手に対し頭を下げているのを見て怪訝な表情をする。
隣にいる林大学頭に尋ねる。
ペリー「プリンスオブダイガク、あそこでナンバー2と話しているのは誰です?」
通訳の森山から話を聞く林。
林「ナンバー2?ああ、井戸ですな。井戸と話している男は・・・」
とその相手を見てビックリする。
その相手は地味な地味な格好をしているがまさしく忠優。
当然忠優が出席するなど聞いていないので驚きを隠せない。
林「・・・」
ペリー「・・・」
その不自然な驚きも見逃さない。
林「あれは・・・、ただの下人でございます」
ペリー「下人?そうは見えないが。なぜならプリンスオブ対馬の彼がああして頭を下げているではないか」
忠優に対して頭を下げている井戸。
林「・・・」

(さらに…)

【863】第4話 D3 『江戸、香港、横浜、そして』≫

○江戸湾内(夕)

 

○ポーハタン・提督室
ペリーが夕日に照らされる江戸湾越しの富士山を見ている。
ペリーの声「もし私が最初に取った立場から少しでも後退すれば、日本人は優位に立ったと思うに違いありません。また、私の既定の意図を一度でも変えさせることができると知れば、彼らは交渉中のいかなる事例においても、粘り強く揺さぶれば私を説き伏せられると思うでしょう。それゆえ、何があろうと意志を貫き、私が柔軟な性格の持ち主だと思われるよりは、むしろ理不尽な頑固者という評価を確立するのが得策だと考えました。結果を見れば、私の結論が正しかったことが明らかになるでしょう」
パイプをくゆらすペリー。
ペリーの声「日本の役人と会う時は相手がいかに高位の人物でも、かなりの身分の高い日本人がその前ではかしこまって跪く高官に対しても、常に対等の立場をとりました。また、私自身の地位に重みを加えるため、今日まで故意に宮廷のいかなる属官とも会うことを避け、私が帝国の諸侯以外には誰とも言葉を交えないことを知らせました」

 

○香港・アメリカ弁務官事務所(夕)
窓の外に美しい香港の景色が広がる。
ペリーの声「この極端な外交策を維持することで予想以上の成果をおさめ、多大の利益を得たものと信じています」
事務所内にいるマーシャル、報告書を読んでいる。
マーシャル「・・・」
報告書を机に投げ捨てる。

(さらに…)

【862】第4話 D2 『日米和親条約、締結』≫

○ポーハタン・会議室(夜)
ペリー、アダムス、コンティなど幹部が集まり、協議をしている。
アダムスの報告をペリーが足を組みながら聞いている。
コンティ「第一条、アメリカ合衆国と日本帝国の間には、完全なる平和と和親が存するものとする。第二条、下田港と函館港はアメリカ船舶を受け入れ、薪水・食料・石炭・その他必要な物資の供給を受ける。支払いは金銀をもって行う」
アダムス「通商という文言はないですが、どのようにいたしますか、提督」
ペリー「うむ。物資の供給とそれに伴う支払ということは交易であることに相違はない。通商条約は後任の者に任せるとして、今回はこれで充分だと判断する」
アダムス「了解」
コンティ「第三条、合衆国の船舶が座礁・難破した場合、日本はこれを救助する。第四条、遭難民は監禁されてはならないが公正な法律には従う」
アダムス「公正な法律には従うという文言はいかがでしょう」
ペリー「気にはなるな。我々が言っているのはあくまで正義なる法には従うという意味だが・・・」
アダムス「そこも気になりますが、問題はその次、第五条、下田と函館に一時居留する合衆国民は一定範囲内は自由に赴くことができる、という部分でしょうな。これは今もって彼らは反対するでしょう」
ペリー「そうだな」
ペイプをくゆらすペリー。

(さらに…)

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